３号機で何が起きているのか What’s happening there?

３号機には今日現在4000トンが放水された。1200トンのプールの容量は大幅に越えた。しかもまだ放水を続ける必要があるという。発熱量に比べると異常な反応と言わざるを得ない。しかも放水後の放射線量の減り方が少ないのは非常に気になる。
恐れるのは、プールの底が抜けていくら放水しても使用済み燃料を水が覆えなくなっている可能性だ。そうなると放水を何ヶ月もいや年単位で継続する以外、打つ手は殆どなくなってくる。高温で被覆管が破れ低温では放出されないセシウムの放出が始まる。セシウム137 は何度も言うように半減期が長く長期間環境にとどまる。すでにセシウムが放出されているが、それは２号機のサプレッションチャンバが破れたせいか、3号機 4号機の使用済み燃料が一時的に高温になったためかわからないが、徐々にではあっても環境の放射線レベルが低下傾向にあったのは、放水によって使用済み燃料からの放射能放出が一定の落ち着きを見せてきているためかもしれない。ただこれは水がかかったために一時的に燃料温度が低下しているのであってプールに水が満たされたためではない可能性がある。これでは電源が来ても根本解決はむずかしいだろう。
普通に考えれば4号機の方が発熱量が一桁大きいのだから状況は悪いはずだ。それなのに3号機にばかり放水するのはなにか重要な事を懸念してのこととしか思えない。
もう一つ放水で格納容器を冷却している可能性も否定できないが。非常に気持ちが悪い。

• • • English Summary

No less than 4000tons of water has been put into the used-fuel cooling pool, too much for its 1200ton capacity. Further concern is the decrease in radiation level is too small if the spent fuel rods are covered with the water.
The possible explanation may be the pool cannot hold the water any longer due to a large crack. If that's the case, there is no other way to cope the situation but to continue discharging water for a time span not days but months or even years. The rise in the temperature of those used fuel could result in the release of Cesium 137 that will remain in the environment long, which might led to a serious situation.
It's funny they focus on the 3rd reactor's spent-fuel pool in terms of cooling when 4th reactor's pool contains spent-fuel with ten times more heat generation. A suspicion cannot be helped that there's something hidden behind the reported facts.